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毛髪の基礎知識「まず、ここだけは知っておきたい髪の基礎知識」

健康な髪にするために、まず自分の髪や頭皮について知る事が大切です。髪のことをもっと詳しくわかっていただくために髪の基礎知識をお伝えします。

髪の構造

髪は大きく分けて中心部を「メデュラ」中間部を「コルテックス」一番外側を「キューティクル」の3つの部位に分ける事が出来ます。化学的な構成成分は、大部分がタンパク質、残りは脂質、メラニン色素などです。毛髪のタンパク質は、シスチンというアミノ酸が多いのが特徴です。

 

Hair structure - vector illustration

キューティクル

よく聞く言葉ですね「キューティクル」(毛小皮)。キューティクルは髪の毛のツヤを左右するとても大切なものです。

キューティクルはよく聞くけど実際にはどんなものかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

キューティクルはうろこ状で、竹の子の皮のように何枚も重ね合わさっています。外敵から髪内部を守るバリヤの機能としての役割があります。

キューティクル [cuticle]とは、毛髪の根元から毛先に向かって鱗(うろこ)状に重なり(紋理とよばれる)内側のコルテックス(毛皮質)を取り巻いて保護している組織のこと.毛髪は、外側から中心に向かって、キューティクル(毛小皮)、コルテックス、メデュラ(毛髄質)の3層より構成されている.キューティクルは色素のない透明な細胞からなり、1枚の細胞は厚さ約0.5〜1.0 mm、長さ約45 mmで、普通、健康な毛髪で1本あたり6〜8枚が密着して重なり合っている.キューティクルの毛髪に占める割合は10〜15%で、硬質のケラチンタンパク質でつくられていて硬い反面、摩擦に弱くもろいため無理なブラッシングや乱暴なシャンプーによって、傷ついたり剥がれやすくなったりする.キューティクルは、透過型電子顕微鏡で拡大した微細構造の観察によりさらに3層に分けられる.一番外側からエピキューティクル(Epi)、エキソキューティクル(Ex)、エンドキューティクル(En)である.
(1)エピキューティクル(epicuticle)
キューティクルの一番外側に存在し、ほぼ10 nmの厚さがあって、脂質とケラチンタンパク質より構成される.角層溶解性またはタンパク質溶解性の薬品に対する抵抗がもっとも強い層であり、硬くてもろいため物理的な作用に弱い.
(2)エキソキューティクル(exocuticle)
厚さ約100〜300 nmでシスチン含量の多い(総アミノ酸の約20%を占める)非晶質なケラチン層である.エキソキューティクルは、シスチン含量の違いによりさらに2層に分けられるが、上部(外側)はエキソキューティクル全体よりさらにシスチン含量が多くa-層とよばれ、その下部(内側)だけをエキソキューティクルとよぶ場合もある.a-層は比較的一定の厚さで均一にエキソキューティクル内で存在する.一方、エキソキューティクルの下部(内側)では不均一な形状でエンドキューティクルに接している.この層全体としては、タンパク質溶解性の薬品に対する抵抗性は強いが、SS結合を切断する薬品、たとえばパーマネント・ウェーブローション1剤に対してはダメージを受けやすい.
(3)エンドキューティクル(endocuticle)
厚さは約50〜300 nmと変化のある層である.エンドキューティクルは、上部(外側)ではエキソキューティクルと不規則な形状で接しているが、下部(内側)では、細胞膜複合体(CMC)と比較的均一に接している.この層は、エキソキューティクルとは対照的にシスチン含量が乏しいが、酸性や塩基性のアミノ酸が他のキューティクルより多く含まれるため、水による膨潤性がある.また、シスチン結合を切断するような薬品には抵抗性があるが、タンパク質溶解性の薬品にはダメージを受けやすい.図3を見ると、隣接したキューティクルにおいて、中央の黒い部分とその両側が白い線で構成された部分がある.これがCMCである.CMCは隣接したキューティクルばかりでなく、コルテックスの内部構造にも認められるように、細胞間の二つの単位細胞膜が融合してできたものである.その構造は3層になっており、中央の黒い部分はδ-層とよばれ、電子密度が高く、タンパク質層で形成され、おおよそ10 nmの厚さをもっている.また、その両側の白い線はβ-層とよばれ脂質からできている.近年、細胞膜複合体の重要性が見直されているが、キューティクルとキューティクル、またコルテックス内の細胞間を接着する働きを果しており、さらに毛皮質内の水分やタンパク質が溶出したり、逆に外部からの水分やパーマ剤、ヘアカラー剤などの薬液が毛髪内部の毛皮質に浸透し、作用するための通り道の役割をしている.(引用:日本化粧品技術者会)

コルテックス

コルテックス(毛皮質)は、キューティクルの内側にあり、毛髪の85~90%を占めています。繊維状の束とそれを取り巻く構造でできています。髪のしなやかさを左右します。(通常12~13%の水分を含み、この水分量が毛髪のしなやかさを左右します。)
この部分のタンパク質・脂質の構造や水分量が、毛髪の性質(太さ、硬さ、強さなど)に影響します。また、メラニン色素は主にこの部分に含まれていて、その種類と量によって、髪の色が決まります。

メデュラ

毛髪の芯となっているメデュラ(毛髄質)は、やわらかいタンパク質による蜂の巣状の多孔質構造で、ダメージを受けると多孔質構造の割合が増加します。
鉛筆の芯のように完全につながったものや、まったくないものなど、その形状はさまざまです。一般的に太い毛髪ほどメデュラが多く、うぶ毛や赤ちゃんの毛髪にはありません。働きはよくわかっていませんが、膨潤や収縮する際の緩衝スペースや、大きな空洞を有する動物の毛では断熱効果に役立っていると考えられています。

 

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美髪師 KAME (ヘアメイクアーティスト)プロフィール  1982年横浜生まれ 2004年美容師免許取得 元町の美容室勤務を経て 22歳の時にヘアメイクとして独立 以降15年渡り横浜を中心に 某アー ...

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